県内中小支援成功事例紹介
名古屋のコンサル会社社長
岐阜新聞(岐阜けいざい面)20.04.04
元県よろず支援拠点チーフコーディネーターで、コンサルティング会社東海クロスメディア(名古屋市)の三輪知生社長(54)が、県内中小企業のイノベーション事例を集めた「岐阜発 イノベーション前夜〜小さな会社を『収益体質に変える』事業のつくり方」(生産性出版)を出版した。
三輪氏は、日本生産性本部認定経営コンサルタントや同コーディネーターなどの役職で中小企業や小規模事業者の支援に従事。現在は、同本部地方創生カレッジ地方創生カレッジ総括プロデューサーとして、地方創生の担い手育成に携わっている。
書籍では、高山市で屋台村を運営するTri-winやアイスクリームスプーンを手掛けた中津川市の鈴木工業など県内10社の成功事例を紹介。成果が出るまでの経営者の努力や苦悩も丁寧に描いている。1冊2300円(税別)。
三輪氏は「バラ色の成功ではなく、苦労や努力を重ねながら乗り越えたストーリーを紹介した。革新的なことに取り組もうとする大企業にとって産業振興の教科書になれば」と話している。
(写真)県内中小企業のイノベーション事例を集めた本を出版した三輪知生社長
=岐阜市神田町、岐阜商工会議所